#102 ヒーロー
こんばんは。
今日も1日過ぎていく。
それが人生。
なんて言えばカッコよく聞こえるかい。
実際は普通さ、普通の男だ。
ああ、なんだろうな。
自分の図星を突かれるのは怖いなあ。
なんでそんなにわかるんだよ。
僕は友達が欲しい、と思っていた。
だからどうしたらいいのか悩んでいた。
どうすればいいかは分かっていた。
自分からいけばいいんだ。
それはとうに分かっていた。
でもやっぱり怖いんだよな。
自分が近づきたいと思っていても向こうから思われていなかったらそれはとても迷惑だし、自分も傷つくから。
それが怖いのです。
そんなこと言ってたらなんも出来ないよな。
分かってるんだ。
だから考えたんだ。
久しぶりに自分のノートにそんなことを考えた。
どうしたらいいのかを書いた。
友達作りに奔走していたら自分の本当にやりたいことが出来なくなる。
そう思った。
ただ今の自分は、本当にやりたいことも分かっていないし、やりたいことをちゃんとやっているかと言われたら出来ていない。
だからこれは言い訳な気がした。
だったら、どんどん積極的にいけばいい。
そう考えた。
だが一つ気づいた。
そもそも僕には友達になってもらえるだけの魅力があるのかと。
俺が他人なら自分と仲良くなりたいのかと。
この質問に僕は胸を張ってイエスと答えられなかった。
だから思った。
まずは自分の魅力を出そうと。
でも、自分の魅力ってなんだよと。
それも分からなかった。
だからこう考えた。
自分のなりたい自分が分かればその人には魅力があるはずだ。
その魅力が好きな人と一緒にいればいいと。
その自分を嫌いになる人はもう諦めるしかない。
なら、自分のなりたい人とはなんなのか。
それを知るきっかけには、自分の好きな人を知る必要がある。
これは、恋愛感情の好きとかではない。
言い換えるなら「尊敬」する人だ。
というわけでそれをノートに書き並べた。
そこには芸人やラッパーや知り合いや友達などがいた。
そしてその人たちをどうして尊敬しているのかを考えた。
その結果分かったことはこうだ。
まず、全員何かの「結果」を出していることだ。
芸人やラッパーなら作品、知り合いは実際の功績、友達なら受験。
とにかく結果を出している。
同じようなことかもしれないが、何かに突出している、とも思った。
そしてそこに書いた人たちは全員かっこよかった。
イケメンとかじゃなく、立ち姿や生き様が、かっこいい。
そしてなんとなく、この人たちは周りの人を大事にするのだろう、なんて想像した。
そうであってほしいのだ。
僕もそうなりたい。
心の底からそう思った。
これらの人たちは、僕にとっての「ヒーロー」なのです。
僕のヒーローはたくさんいた。
それを改めて実感できた。
僕は彼らを追えばいい。
そしていつか追い抜くんだ。
そうすれば魅力なんて知らない間に出ているはずだ。
そこに人は集まると思う。
だから僕は頑張ろうと思う。
でも、それだけだと今の問題は先延ばしになってしまう。
だから、もう少し、自分から行動を起こせるようにしてみようと思う。
まあ言うなれば、同時並行だな。
なんかいっぱい言われて悔しかったしね。
でも僕は別に、友達が多ければ人生豊かだ、なんて思わない。
でも、もう少しいてくれてもいいのに、とはたまに思う。
そして今の人たちとはもっと深く繋がりたい。
本当に、本気で大事にしたいと思っているんだ。
さあ。
頑張ろう。
君のヒーローになるために。