#番外 6/10 見る価値もない卑屈な文章(当時タイトル)


だめだ

もう本当に。

僕は卑屈過ぎる。
自分で自分の考えていることが分からない。

友達はそんなにいらないだろうと思ってた。
1人、2人いればいいだろうって。
出来てたと思ったんだ。いてくれてると思ったんだ。

1人は誰とでも仲が良いんだ。
あー僕だけが頼りきっているんだって実感してしまう。事実そうなんだろう。

もう1人は間違えた。
好きになんてなるんじゃなかった。
いつのまにかそいつのことばかり考えていた。彼女がいるんだ俺には。そう分かっていても止まらなかった。
結果中途半端に離れてしまった。
人の気持ちを考えずくっついて悩ませてしまった。
挙句はもう離れていこうとしている。
それが正しいんだ。そうあるべきなんだ。
でもそれを受け入れない自分がいるのが
この上なく腹立たしい。
本当に僕は自分勝手だ。
でもこっちだって言いたいんだ。
離れないでよって。

大きな団体に所属して友達が2人って。
周りにはあんなに人がいるのに。
おかしいよなあ。普通にしてたつもりなのになあ。
誰とも仲良くならなかった。
挨拶はする、名前も知っている。
他は何も知らないんだ。
みんなも僕も。
1人時期がずれたことが僕はずっと引っかかっていた。
だから諦めようと思った。
でも今になって後悔してきた。
友達がいない。
ようやく出来た2人だってすぐに僕から離れていく。
それだけじゃないんだ。
誰も僕を頼ってくれない。
色々話をしてくれる。聞いているんだ。
でも、頼ってくれない。
原因は分かっているんだ。
僕が誰も頼らないから。
でももうどうしたらいいか分からないんだ。
21になろうとしてんのにこんなことで悩んでんのかよって本当に自分でも情けない。
本当に、本当に。

でも。
思い返せば昔からそうだったのかもしれない。
俺はいつも、誰かの横、だった。
大抵そいつはクラスの中心やめちゃくちゃ面白いやつだった。
立場的には上だったのかもしれない。
学級委員やキャプテンだってやっていた。みんなをまとめることだってした。
でも。
僕は誰かの隣だった。
アイツのツレ、だった。
今も変わってねえ。
それが本当にムカつくんだ。
でも多分そいつは俺を好きでいてくれてるんだ。
だから余計にムカつくんだ。
俺は俺だって。
お前のツレじゃないんだ。おまけじゃないんだ。
そんなひねくれたことばかり考えているから誰も寄ってこないんだ。
でも今更どうすりゃいい。
この社会ではもう行きすぎた。
次は企業でってか?
でも多分だぜ。
働き出しても同じことになるんだろうなって思うんだ。
本当に。
何かが変わらなければ絶対に変わらない。

1人なのかなずっと。
大した才能もなくいろんなことに手を出して何1つ結果も残せない。
中途半端に顔を覚えられてビクビクしながら生きていく。
多分今そんな状況なんだろう。
あの人は1人でいるのが好きなんだろうなんて思われて余計に離れられて。
好きじゃない、寂しいんだ。
いっつも感じているんだ。

誰もいない。
彼女だって本当に僕の味方なのか分からない。
なんでなんだろうなあ。
なんでもう一緒にいるのが当たり前みたいになってるんだよ。
分かるんだぜ。
こう付き合って初々しい時期があっていちゃいちゃする時期があってそこからやっと落ち着くのなら。
何もなかった。
友達として過ごす時期が長くその間に落ち着いてしまった。結果的には。
僕はそんなものを望んでいなかった。
いいじゃないかもっと普通の恋愛で。
未だにキスすることもほとんどないしそれより先なんて皆無だ。
僕だって男なんだいいじゃないか。
そういうことを嫌っていることもわかっている。
だから今も何もしない。
でもさ、僕の気持ちはどうなるんだよ。
もうどうしようもないのかな。


あーーもうだめだ。
こんなクソみたいなことを考えているから友達もいないし上手くいかないんだ。
結論はわかっているんだ。
みんなともっと喋って遊びに行けばいいんだろ?
空気読みあいウェーイと叫べばいいんだろ?
何が楽しいんだよ。
あーだめだ、そんなこと言うからダメなのか。

どっかにいねえかなあ
僕を大事にしてくれる人。

いや、正確には違うか。

どっかにいねえかなあ
僕が大事にしている人が僕を大事にしてくれる人。

なんて身勝手な話だよなあ。

もっと、もっと考えよう。
俺に足りてないのは自問自答だ。
人間としてもっと深くなりたい。

唯一の救いだ。
書ける場所があることは